補修の終わったカラーベストの塗り替えで下塗りを塗ります

築後20年以上経過している家屋ですが屋根は一度も塗り替えられていなかったです。

経年劣化ではない理由での割れは有ったものの塗り替えは十分可能な状態だったのですが、素地の劣化も見られたので下塗りをいつもの弱溶剤遮熱シーラーではなくエポックマイルドシーラーhttp://www.polyma.co.jp/products/roof/epoch_mild_sealer/2111epoch_mild_sealer.pdfという弱溶剤のエポキシ強化シーラーに変更して下塗りしました。

外壁との取り合いになる下屋の水切り部分には先に上塗り1回目を塗り、その後刷毛とローラーでエポックマイルドシーラーを下塗りしました。

冒頭で書いた経年劣化ではない割れとは新築時の釘の打ち込み不足によってその上を踏んだ時に割れるというものでした。

 

カラーベストはルーフィングを貼った野地板に下から順に釘留めし、その釘穴が隠れるように次の屋根材を乗せていきます。

その時に釘を打ち込みすぎると貼り付けるカラーベストが割れ、今回のように打ち込みが甘いと釘の上に乗った時に上のカラーベストがひび割れます。

特に6寸勾配以上ある屋根の谷辺りは踏ん張るので釘の上に付加がかかり新築の時に既にひび割れていることも多々あります。またこの現場ではTVアンテナを一度交換していたのでその時に屋根に上った電気工が谷から上に上り踏んでさらに割れたとも考えられます。

割れて取れてしまった欠片の下の釘を打ち込み、内部にコーキングを入れ、欠片を下のカラーベストに接着します。

密着した後表面の割れをコーキングで塞ぎ補修終了です。塗り替えの時にまた頭の出ている釘を踏んで割れるかもしれませんがその時には再度補修して塗り替えます。

とりあえずこの処理で漏水は防げるのですが、良い状態ではないので次回の塗り替えでは葺き替えもご検討ください。

塗り替え後にカラーベストが割れるのは基本的には補償外になります。だからこそ出来るだけ丁寧に補修することが必要になります。

神戸市明石市の外壁塗装屋根塗装は自社職人による丁寧で長持ちする塗り替え工事を行う門下塗装にお任せください。

2024年4月
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