神戸市垂水区の現場は斜面に鉄骨を組み鉄製のデッキプレートの上にコンクリートを流して駐車スペースが作られていました。
デッキプレートは亜鉛メッキ製のものもあるのですが、今回は鉄骨もプレートも鉄なので年数が経過すると錆びてきます。塗り替えに足場ステージが必要な斜面にある場合は塗り替え費用が高額になります。が、もし鉄が完全に腐食すると修繕にはその何倍もの費用が必要になります。出来るだけ耐久性に優れた仕様で塗り替えた方が後々のランニングコストは安く済むので、下塗りに錆止め塗料より防錆効果の高いエポキシ防錆剤を、上塗りには弱溶剤シリコン塗料を使用して塗り替えました。
まずはケレン作業で浮いている塗膜や錆を落とします。
生鉄の鉄骨は鉄工所に納入されるまでのほんの少しの間でも錆びてくるので錆びにくくするために少量の油が塗ってあります。
錆止め前にはこの油をシンナーで拭き取る必要があるのですが、その作業が甘かったのか錆止めから剥がれて生鉄が見える部分もありました。
しっかりとケレンしその後で下塗りを塗ります。
一般的な鉄部の下塗りといえば錆止めなのですが、腐食が進んでいる部分もあったので、材料費は錆止めより高額になりますが、防錆効果に優れたエポキシ防錆剤を下塗りに使用しました。
エポキシ樹脂塗膜で錆を抑え込み、弱溶剤シリコン塗料を2回塗りして仕上げていきます。
塗り替え前にはグレー系の色でしたので、似た感じに仕上がり、塗り替え後に目立ちにくい国交省の決めた環境色19-60Dで塗り替えました。
これだけ耐久性に優れた仕様で塗り替えても、10数年後の次回の塗り替え時には錆が発生していると思われますが、鉄鋼修繕する必要のない状態であってくれればいいと思います。
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