最近では窓枠はほとんどアルミサッシが使われているので、一般的な個人住宅で現在使われている木部はウッドデッキやウッドテラスくらいになりました。
今回塗り替えている住宅では東面にデザイン性の高い大型のウッドテラスが付いています。新築時には木材防虫防腐塗料のキシラデコールで塗ってあり、ご自身でも同様の防虫防腐塗料で塗ったこともあったそうです。
ロングセラーのキシラデコールは木材防虫防腐塗料としては、これしかないというくらいメジャーな塗料で、ウッドデッキなどに塗ると木の間に隠れていた虫が逃げ出してくるくらい薬剤成分が高かったです。しかし耐久性はさほど高くなく数年で再塗装が必要で、塗れば塗るほど色がどんどん濃くなってしまいます。
現在では水性で半造膜の耐久性の高い木材ほど塗料が出来ており、和信工業のガードラックアクアや大阪ガスケミカルのキシラデコール・コランゾンなどがそれになります。
門下塗装では10年ほど前から木部の塗り替えではガードラックアクアを使用しています。水性なので臭いが少なく、着色性が好く、ムラなく仕上がり、塗り替え後の色落ちもとても遅いので自信を持って塗り替えに勧めることが出来ています。
木部の防腐剤塗り替えでは、まずは木部の表面をケレンします。その後に水洗いし表面の汚れを洗い流します。
この時に水圧を上げ過ぎると木の素地も傷めてしまうので、適当な水圧で時間をかけて洗っていきます。この時に木部用漂泊洗浄用の薬剤を使うこともあるのですが、今回は薬剤洗浄はなしで塗り替えていきます。
水洗いが終わり木材が乾燥した後日、サンドペーパーで再度木材表面のケレンを行いました。
それが終わってからようやく木材保護塗料塗りが始まりました。
木材保護塗料は全て刷毛塗りになります。隙間は目地刷毛というソース刷毛のような平べったい刷毛で塗り、平面部分は大きめの刷毛で塗料を刷り込むように塗っていきます。浸透性塗料は塗り重ね部分で色が変わりやすいので1本1本順番に塗りました。
日の当たりがきつい外側の木部は素地が劣化しているので1回塗りで綺麗に仕上がっているかメッシュシートを外して確認します。
木材保護塗料を塗って塗料が乾燥してから確認すると、1回塗りでもいいかなという感じでしたが、良く日が当たり雨風にさらされる外側のみ、門下の判断で2回塗りにすることにしました。
ガードラックアクアは隠ぺい性の高い木材保護塗料なので2回塗りにしても色目はさほど変わりませんでしたが、木を保護する薬剤成分と撥水効果は長く続くはずです。
ちなみにガードラックアクアは基本的に1回塗りで仕上げる塗料になります。
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