FRP防水のトップコートの塗り替え

FRP防水の基層に浮きがなく表面にもクラックが入っていない場合はトップコートの塗り替えが可能です。
比較的施工が簡単なトップコートもあるのですが、耐久年数が短く次回の再防水の時に使える防水材が限定されてしまうことがあるので、門下塗装では新築時に防水職人が使用するトップコートを使用して塗りかえています。

過去に何度か施工上の不具合も起きましたが(その度にメーカーに問い合わせ原因をはっきりさせてから手直ししました)現在の施工方法に統一してからは特に問題は起きていません。

まず土間の清掃を行い、アセトンで拭き掃除し表面の油脂などを拭き取ります。そしてその後アイカ工業の改修用プライマーを塗布します。

 

このプライマーは次工程までの乾燥待ちが2時間から24時間です。

以前仕上げた後トップコートが剥がれたことがあったのですが、その原因とした考えられるのが、清掃不足・アストン拭きをしていなく油脂分が残っている・プライマーの乾燥不足といわれたので現在では中塗りの前日の最後にプライマーを塗るようにしています。

防水二日目にまず珪砂を入れずに1回目のトップコートを塗ります。

防水工は1回塗りで仕上げるのですが、塗装では薄塗りを複数回塗るので、塗装工は厚く塗ることが苦手です。

なのでトップコートを2回塗りで塗るようにしました。

防水トップコートの塗膜が薄すぎると下塗りのエポキシ樹脂が黄変し、変色が起きてしまいます。また1回目と2回目の塗装間が長すぎると界面活性剤が膜を作ってしまい2回目のトップコートが剥がれます。
微妙な間隔で2回目のトップコートを今度は珪砂を入れて塗ります。この珪砂を入れないと表面がつるつるになり滑りそうになります。
乾燥後に排水ドレンにもともとはついていなかったストレーナーを取り付けて終了です。

トップコート塗り替え後に、水が溜まるようになったといわれることがあるのですが、これは界面活性剤の表面張力でこんもり盛り上がった水玉が出来るためです。

塗り替え前には撥水性がなくなっているので、べちゃっと水が広がり乾燥しやすくなっていたのですが、乾燥まで時間がかかりそのように感じます。

車の撥水性ワックスを塗った後でボンネットに水玉が残っていたのと同じ原理ですので、何も問題ありません。1年も経てば撥水性が落ちものと感じになります。

神戸市明石市の外壁塗装屋根塗装は自社職人による丁寧で長持ちする塗り替え工事を行う門下塗装にお任せください。

 

 

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