現在主流のサイディング外壁の場合、下地補修としてサイディング目地やサッシ廻りに打たれているシーリングを打ち替える必要があります。
現在の壁面の防水は2重になっている場合が多く、2次防水(透湿シートやアスファルトフェルトなどの防水紙を壁材の内側に貼る)はサイディングなどの乾式であれモルタルなどの湿式であれ必ず行われています。シーリングなどの1次防水は防水性のある外壁材同士の隙間や外壁材とサッシとの間を防水しています。内部にある2次防水は通常の塗り替えの時にはやり直せないので、1次防水をしっかりとやり直し壁材が傷まない様にします。
目地のシーリングは既存シールを撤去し、マスキング⇒シールプライマー⇒打設⇒押さえで終了です。この部分は必ず2面接着で打たないといけません。撤去後に見えているブルーの物がボンドブレーカーで目地内の部材とシールの接着を防いでいます。この部分が取れてしまた場合は新しくボンドブレーカーとなるテープを仕込んでから打ち替えます。
サッシ廻りも同様に既設シールを撤去します。
この現場は1回目の塗り替えなのですが部分的にシーリングを増し打ちで打ってあったので、剥がす時に2層のシールが剥がれました。
余談ですが、右上の写真のモロモロになっている部分が増し打ちで打たれたシールです。
サッシ廻りにはバックアップ材が入っている箇所もあり、撤去するときに取れてしまったバックアップ材の代わりに新しいバックアップ材を入れてから打ち直しました。
専門のシーリング職人が数人来て、二日かけてシーリング工事を終えました。
土曜と日曜で完全に乾燥させてから外壁の塗り替えに入っていきます。
神戸市明石市の外壁塗装屋根塗装は自社職人による丁寧で長持ちする塗り替え工事を行う門下塗装にお任せください。