屋根の塗り替え 乾式コンクリート瓦

屋根が平形の乾式コンクリート瓦のお宅の見積もりを提出して、現在施主様の返事を待っています。

そこの奥様から電話があり、相見積もりの相手であるその家を建てた工務店?建設会社?(詳しくは聞いていません)が屋根はセメント瓦だからこの材料を使いますと、かどした塗装とは違う見解をしてきたのですがどっちがあってるのです?と言われました。たまたま両者共にオリエンタル塗料の材料を使うと言っていて、このメーカーは屋根用の塗料専門の塗料メーカーで、屋根材の材質に応じて塗料の種類を変えています。従って屋根材の材質が違うと使う塗料も代わってきます。

すぐにメーカーに電話してこうこうこうだから現場調査に来て見て欲しいと言って、今日営業に来てもらい見てもらいました。

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結果は乾式コンクリートで合っていて一安心。それからしばらくその営業と瓦と塗料について話こんでしまいました。

オリエンタル塗料と水谷ペイントは屋根用の塗料に特化した塗料メーカーで、個人的にはこの二社の屋根用塗料はかなり信頼しています。

ではいつもそれらのメーカーの塗料を使えばいいじゃないかと思われるでしょう。実は少しだけ材料が高いのです。そして大抵の場合、お客様は相見積もりを取り数社の見積もりを比べられます。その時に特にクレームの出易いかわらの場合はこういう理由でこのメーカーの塗料で提案しています。と言えるのですが一番多いカラーベストの場合はどのメーカーの塗料でも大差ないので少しでも安いメーカーのものを勧めることになります。

もうひとつ今日はオリエンタルのメーカーに好感を持てることがありました。それはオリエンタル塗料の遮熱塗料についてだったのですが、「実は当社では遮熱塗料を塗って室温が下がるとは言ってないんです。ただ遮熱塗料にすることで瓦の表面温度を下げ、瓦の劣化をより遅くするのと塗料の劣化を抑えるという説明をしています」これなら私も納得できます。いままで塗料メーカーの遮熱塗料を塗って施主様から「涼しくなったよ。塗って良かった。」といわれた経験はなかったので。

乾式コンクリート瓦はもう製造されていないということですので、もし割れれば差替えさえ出来なくなるので少しでも長く使えるように、乾式コンクリート瓦の塗り替えに遮熱塗料も勧めていきます。

2024年4月
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