サイディング目地とサッシ廻りのシーリング打ち替え

今回塗り替えている神戸市西区の住宅は某ハウスメーカーの建物でした。

このメーカーが新築時に使用しているシーリング材は品質が良く耐久性が高いのですが、築後17年が経過しており劣化し始めていたので、サイディング目地もサッシ廻りも全撤去後にオートンサイディングシーラントで打ち替えました。

有色塗料での塗り替えの場合は外壁塗装の前にシーリング工事を行います。

ちなみにクリヤー塗装の場合は塗り替え後の後打ちになります。

稀に塗り替えにシーリングの上の塗膜が割れる事があります。これはシーリング材と塗料の伸縮性が違う上、立地条件によっては振動で建物が動き目地がワーキングジョイント(揺れなどで目地のシールが伸び縮みしている)となっていたり、寒暖の差でシーリングが塗料の伸縮率以上に伸び縮みすることが原因です。

弾性塗料を使用することでシーリングの上の塗膜の割れは防ぐ事が出来るのですが、今度はそれ以外の部分にデメリットが発生する可能性があります。ですので門下塗装では多少の割れが出るかもしれないことは納得していただき、もし割れた時には目立ちにくい様に上塗り塗料と同色のシーリング材を使用して打ち替えを行っています。

また今回使用したオートンサイディングシーラントは水分硬化反応型の1成分シーリング材なので気温の上がらない時期は硬化に少し時間がかかります。

打ち終えたのは月曜日だったので、翌日の火曜日は乾燥養生で現場作業を休みました。水曜日に付帯部の下塗りなどを行うので打ち替えたシーリング上に塗料を塗りだすのは、早くても木曜日になり、そのころにはこの気温でも完全に硬化しているはずです。

 

 

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