今回塗り替えている神戸市垂水区現場の外壁は素地のモルタルから剥がれている箇所がありました。
これは新築時にシーラー(下塗り)を塗らずに吹き付けをした結果かもしれません。(私が若い時に雇われていた塗装店でも下塗りを塗らずに吹き付けるという事はたまにありましたが、かなりの年数が経たないとこういった不具合は起きてこないので現行犯でなければ見つかることはありませんでした)
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見積もり段階ではどのくらいの面積の塗膜が剥がれるのかわからないので概算で外壁面積の約40%で見積もりをしましたが、どうやらもっと多く剥がれそうです。
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スクレーパーを差し込むとパラパラと塗膜が剥がれてきました。
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パッと見て浮いていない様に見える部分もこんな感じで剥がれてきます。
特に浮いている部分のみ補修して、他の密着性の落ちている部分は知らんふりしてそのまま塗り替える塗装業者もいるのですが、そうすると塗り替え後何年かして旧塗膜から剥がれが起きてきます。
保証書を貰っていても、旧塗膜に起因する塗装の剥がれは補償対象外などと但し書きに書いてあるのでこれは補償外ですのでと言われてしまいます。
門下塗装ではそういった言い訳はしたくないので初めからしっかりと説明し、不具合が起きないようこう言って下地処理を行いますと伝えます。
また今回のように見積もり金額が後から変更にある場合も契約時にしっかりとお伝えしてあります。