この神戸市垂水区の現場も(3軒続きました)金具留めサイディングボードの外壁でした。金具留めの場合釘止めに使用しているボードより厚みがあり、重厚感を出すために柄の彫りが深い物が多いです。そのため凹部に塗料が入りにくく、溜まった塗料がひび割れるなどの不具合が起きやすくなります。
玄関廻りのタイル調サイディングはサイディング用クリヤー塗装で仕上げるのですが、ローラーでは目地部分にクリヤー塗料が入らないですし溜まったクリヤーが後垂れするので、今回は吹き付け塗装にしました。3分艶の仕上がりにするので1回目は艶有のクリヤーを塗ります。吹付でも目地の中は入りにくいので艶有クリヤーを1回目は10時くらいに2回目は14時くらいに2回に分けて吹き付け、しっかりと細部にまで塗料を塗布しました。
同時に北面と西面の外壁塗装の養生を行い、サイディング用の下塗りを刷毛とローラーで塗布しました。
こちらもサイディング凹部が深く奥まで塗料が入りにくいので丁寧に下塗りしました。
上塗りに使用するナノコンポジットWは一度に塗る塗膜が厚すぎると割れやすいので、希釈率を上げて塗装回数を2回から3回に増やして塗り替えます。